1969年(昭和44年)、内閣総理大臣の諮問機関の科学技術会議は、「『科学技術情報の流通に関する基本的方策について』に対する答申」において「科学技術情報の全国的流通システム(NIST:National Information System for Science and Technology)」構想を打ち出し、その中で、情報処理技術に関する標準化を行う必要性を指摘しました。特に標準化のために努力すべき項目として、次の4項目を挙げました。
1. 書誌記述データの標準化
2. 二次情報化技術の標準化
3. 科学技術用語の管理システムの確立
4. 情報の発表、記録形式、記録伝達技術の標準化
これを受けて文部科学省(旧科学技術庁)は、1973年(昭和48年)、科学技術情報流通技術基準検討会を設置し、科学技術情報の流通を円滑にするための基準である、科学技術情報流通技術基準(SIST:Standards for Information of Science and Technology)の制定と普及とを行ってきました。
この中で、科学技術振興機構(JST:旧JICST)は、1978年(昭和53年)より、基準原案の作成、基準案の見直し等の具体的な作業を分担してきました。そして、2003年(平成15年)10月にはSIST事業すべてが文部科学省からJSTに移管され、JSTは「科学技術情報流通技術基準委員会」を設置して、SISTの作成及び普及を行っています。
SIST制定の変遷
| 1980年 | SIST 01「抄録作成」制定 SIST 02「書誌的情報の記述」制定 SIST 03「書誌的情報交換用レコードフォーマット(外形式)」制定 |
|---|---|
| 1981年 | SIST 05「雑誌名の略記」制定 SIST 06「機関名の表記」制定 |
| 1983年 | SIST 04「書誌的情報交換用レコードフォーマット(内形式)」制定 |
| 1984年 | SIST 02 改訂、「参照文献の書き方(1984)」制定 |
| 1985年 | SIST 07「学術雑誌の構成とその要素」制定 SIST 10「書誌データの記述」制定 |
| 1986年 | SIST 08「学術論文の構成とその要素」制定 |
| 1987年 | SIST 09「科学技術レポートの様式」制定 |
| 1990年 | SIST 11「数値情報交換用レコード」制定 SIST 12「会議予稿集の様式」制定 |
| 1992年 | SIST 13「索引作成」制定 |
| 1997年 | SIST 02 改訂、「参照文献の書き方(1997)」制定 |
| 2001年 | SIST 14「電子投稿規定作成のためのガイドライン」制定 |
| 2003年 | SIST 02 suppl.「参照文献の書き方(補遺)電子参照文献の書き方」制定 |
| 2007年 | SIST 02、02 suppl.改訂、「参照文献の書き方(2007)」制定 SIST 05 改訂、「雑誌名の表記(2007)」制定 SIST 06 改訂、「機関名の表記(2007)」制定 |
| 2010年 | SIST 07.改訂、「学術雑誌の発行と構成(2010)」制定 SIST 08 改訂、「学術論文の執筆と構成(2010)」制定 |
近年の学術雑誌等の出版は、情報伝達手段の多様化の中で転換期を迎えています。そこで、電子化への対応を図るため、2007年(平成19年)3月、上記基準および基準補遺の一部を改訂し、「参照文献の書き方(SIST 02 : 2007)」、「雑誌名の表記(SIST 05 : 2007)」、「機関名の表記(SIST 06 : 2007)」を制定しました。また、2010年(平成22年)3月には「学術雑誌の発行と構成(SIST 07 : 2010)」と「学術論文の執筆と構成(SIST 08 : 2010)」を制定しました。
本ホームページをご覧になった上での、利用者の皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。
- 「SISTとは」へ戻る
- SISTの概要 -SISTの歴史-
- SIST各基準の概要
- SIST各基準の対象・対象者
