科学技術情報流通技術基準

会議予稿集の様式

Presentation of Preprints




1. 適用範囲

 この基準は,学協会,大学,試験研究機関等が開催する学術的会議(研究発表会,シンポジウム等)で事前に発行する会議予稿集を構成する要素と記載事項及びそれらの記載要領について原則と指針を示したものである。



2. 用語の意味

 この基準で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。

(1)会議(conference)

 科学技術分野において研究発表,講演,討議等を行うための集会。

(2)会議予稿集(preprints)

 会議において発表を予定している各講演の内容をまとめ,事前に発行したもの。

(3)講演の種類(kind of presentation)

 特別講演,招待講演,一般講演等の講演の性格による種別。

(4)発表形式(style of presentation)

 口頭発表,ポスターセッション,パネルディスカッション等の種別。



3. 予稿集の構成と記載事項

3.1 表 紙

(1)表紙には下記の事項を記載する。

会議予稿集名

会議の開催期日

会議の開催場所

会議の主催機関・団体名

(2)表紙には下記の事項を記載してもよい。

会議の共催・協賛・後援等機関・団体名

会議予稿集の発行機関・団体名及びその所在地

ISSN

3.2 背表紙

(1)背表紙には,下記の事項を記載する。

会議予稿集名

会議予稿集の発行年

会議の開催地

(2)背表紙には,下記の事項を記載してもよい。

会議予稿集の発行機関・団体名

3.3 目 次

目次には下記の事項を記載する。

発表番号

発表題目

発表者名

発表者の所属機関名

掲載ページ

3.4 講演要旨

(1)講演要旨には,下記の事項を記載する。

発表題目

発表者名

発表者の所属機関名

講演内容

(2)講演要旨には,下記の事項を記載することが望ましい。

キーワード

(3)更に,下記の事項を記載してもよい。

講演の種類

発表の番号

口頭発表者の表示(*印,○印等)

会員資格

3.5 柱

会議予稿集には,柱を掲載することが望ましい。

柱には下記の事項を記載する。

会議予稿集名

発行年

3.6 索 引

講演会等の参加者及び読者の便宜を図るため,下記に示すような索引を掲載することが望ましい。

発表者名索引

事項索引

3.7 奥 付

(1)奥付には下記の事項を記載する。

会議予稿集名

会議予稿集の発行機関・団体名及びその所在地

会議予稿集の発行日

会議予稿集の入手方法

(2)奥付には下記の事項を記載してもよい。

会議名

会議の開催期日及び開催場所

著作権の表示

会議予稿集の編集者名

会議予稿集の印刷者名

会議予稿集の発行日

発行頻度

ISSNやISBN



4. 記載要領

4.1 会議名

(1)会議名は,その正式名称を記載する。

(2)会議名が日本語の場合には,国際的に広く通用する言語による表記を併記することが望ましい。

4.2 会議の開催期日

 会議の開催期日は,開催日が連続している場合には,初日及び最終日を,連続していない場合には,実際に会議が開催される日を,西暦で記載する。

例1:
1998年5月13日(金)−15日(日)(連続している場合)
  2:
1988年5月13日(金)−14日(土),16日(月)(連続していない場合)

4.3 会議の開催場所・開催地

(1)会議の開催場所は,会場名及びその所在地を記載する。

例:
(会 場)日本科学技術情報センター412号室
(所在地)〒100 東京都千代田区永田町2−5−2

(2)会議の開催地は,開催場所の都市名を記載する。

4.4 会議の主催・共催・協賛・後援等の機関・団体名

(1)会議の主催・共催・協賛・後援等の機関・団体名は,その正式名称を記載する。詳細は,SIST 06「機関名の表記」に準ずる。

(2)会議の主催機関・団体名は,日本語による名称と国際的に広く通用する言語による名称を併記することが望ましい。

(3)各機関・団体名には,主催・共催・協賛・後援等会議開催にあたっての役割を示す語を用いて区別する。

4.5 会議予稿集名

(1)会議予稿集名には,「予稿集」,「前刷集」などの予稿集であることを示す語を含めることが望ましい。

(2)会議予稿集名には,会議の正式名称を含めることが望ましい。ただし,会議の正式名称が「学術講演会」等の一般的な名称あるいは簡略化した名称であるときは,主催機関・団体名等の識別を可能にする語を補うことが望ましい。

(3)会議が定期又は不定期に継続して開催される場合には,回次又は年次を含めることが望ましい。

例1:
第14回電気絶縁材料シンポジウム予稿集

  2:
レーザー学会学術講演会第7回年次大会講演予稿集

  3:
日本鉱物学会1987年年会講演要旨集

(4)会議予稿集名が日本語の場合には,国際的に広く通用する言語による表記を併記することが望ましい。

4.6 会議予稿集の発行機関・団体名及びその所在地

(1)会議予稿集の発行機関・団体名は,その正式名称を記載する。詳細はSIST 06「機関名の表記」に準ずる。

(2)日本語による発行機関・団体名には,国際的に広く通用する言語による正式名称を併記することが望ましい。

(3)発行機関・団体の所在地は,郵便番号,番地等を省略せずに記載する。更に,電話番号,ファクシミリ番号等も付記することが望ましい。

(4)日本語による所在地には,国際的に広く通用する言語による所在地を付記することが望ましい。


4.7 会議予稿集の編集者名

会議予稿集の編集者名は,4.6(1)及び(2)に従って記載する。

4.8 会議予稿集の印刷者名

会議予稿集の印刷者名は,4.6(1)及び(2)に従って記載する。

4.9 会議予稿集の発行年・発行日

(1)発行年は,会議予稿集が発行された年を西暦で記載する。

(2)発行日は,会議予稿集が発行された年,月及び日を西暦で記載する。

4.10 会議予稿集の印刷日

会議予稿集が印刷された年,月及び日を西暦で記載する。

4.11 会議予稿集の入手方法

(1)会議予稿集が発売されている場合には,価格及び支払い方法を記載する。

(2)会議予稿集の発売所が発行機関・団体と異なる場合には,その名称及び所在地を4.6に従って記載する。

(3)会議予稿集が発売されていない場合には,頒布方法を明記する。

例1:
非売品(学会事務局にお問い合わせ下さい)

 2:
非売品(会員のみに頒布)

4.12 会議予稿集の著作権

(1)会議予稿集の著作権は,その帰属を明確に記載する。

(2)著作権の表示は の記号,著作権者名及び最初に発行した年を記載する。

例:  日本科学技術情報センター 1988

4.13 目 次

(1)目次は表紙2の次のページ又は表紙1若しくは表紙4に記載する。なお,表紙の名称についてはSIST 07「学術雑誌の構成とその要素」の解説に従う。

(2)目次が1ページに掲載しきれない場合は,原則として次のとおりとする。

(a)目次を表紙2の次のページに記載した場合は,その次のページに続ける。

(b)目次を表紙1に記載した場合は,表紙4に続ける。

(c)目次を表紙4に記載した場合は,表紙3に続ける。

(d)上記の場合,(次ページに続く)等の指示することが望ましい。

(3)目次は発表番号,発表題目,発表者名,発表者の所属機関名及び掲載ページを省略せずに記載する。掲載ページは各講演要旨の始めのページのほか,終りのページも入れることが望ましい。

(4)和文の予稿集においては,日本語による目次のほか,国際的に広く通用する言語による目次を一定の箇所に掲載することが望ましい。

(5)発表講演数が多い場合には,目次の編成にあたっては発表形式,講演の種類,会場,専門分野を考慮して分類することが望ましい。

4.14 講演要旨

(1)発表題目,発表者名,発表者の所属機関名等の記載要領は,SIST 08「学術論文の構成とその要素」の標題,著者名,著者の所属機関の記載要領に準ずる。

(2)講演内容の書き方については,目的,方法,結果等に分けて見出しをつけるなど,書き方の統一を考慮して,会議の主催機関・団体等で執筆規定を定めることが望ましい。

(3)講演内容の中で参照文献をつける場合には,その書き方はSIST 02「参照文献の書き方」に従う。

(4)キーワードは,内容を的確に表す語句を使用する。その際に,会議の主催機関・団体等で決められているものがあれば,それを使用することが望ましい。

(5)講演の種類の表示は,個々の講演要旨の先頭(発表題目の前の部分)に特別講演,招待講演,一般講演等の語を記載する。

(6)口頭発表者の表示は,該当者の氏名の前に*印又は○印等を付して行う。

(7)会員資格は,正会員,学生会員,準会員,特別会員,会員外等の別を記載する。

4.15 索 引

(1)索引は原則として,予稿集の末尾に付ける。

(2)発表者名索引には,発表者名,掲載ページ,発表番号,発表日時等を記載する。難読姓氏は,読み方についての案内を付すことが望ましい。

(3)事項索引には,事項,掲載ページ,発表者名,発表番号等を記載する。

4.16 ページ付け

会議予稿集には通しページを付ける。



5. その他

5.1 継続発行の場合

 会議予稿集が継続して発行される場合には,その様式は本SIST 12に準拠して一貫性を持たせることが望ましい。

5.2 分冊の場合

(1)分冊とする場合には,表紙及び背表紙に,何分冊中の何番目であるかを記載する。

(2)目次は,全冊に共通するものを各冊に記載することが望ましい。

(3)表紙には当該分冊に掲載されている内容(講演の種類,専門分野の別など)を記載することが望ましい。

5.3 予稿集以外の定期刊行物の場合

 予稿集以外の定期刊行物の一号又は一部に包含されている場合には,当該号の表紙に講演予稿が含まれていることを明示する。

5.4 会議予稿集の大きさ

 会議予稿集の大きさは,JIS P 0138「紙加工仕上寸法」に従い,A4判とすることが望ましい。


SIST 12の目次へSIST トップページへ