索引作成
lndexes and Indexing
| (1) | 索引に使用する言語は,資料の言語及び記号による。 |
| (2) | 資料の本文と異なる言語又は文字,記号を用いて,術語及び人名などを表記又は並記しているときは,それらの部分について,別個にその異なる言語又は文字,記号による索引を作成する。
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| (1) | 索引は索引項目を基本単位として構成する。 |
| (2) | 索引項目は,資料に収められている多数の情報について,個別の情報ごとに作成する。その一つの情報に対し,複数の索引項目を設けてもよい。
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| (3) | 索引項目は見出しと所在指示から構成される。索引見出しは必要に応じて,限定詞又は副見出しにより意味を限定し,相互参照によりそれらの語又は記号の統制を行う。
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| (1) | 索引対象となる資料の内容や編成,読者の利用目的を配慮して,索引見出しの種類を適切に選ぶ。索引見出しには,通常,それが指示する情報(項目,記事)の主題のほか,その情報(項目,記事)の標題,著者名,固有番号・コード,引用文献などを採用する。 |
| (2) | 索引見出しと指示情報との関係を明確にするため,見出しの種類ごとに個別の索引を作成する。したがって,必要に応じて,同一資料に対して複数の索引を作成する。ただし,複数の種類の見出しを統合しても誤解が生じない場合や,索引の規模が小さい場合は,この限りではない。 |
| (3) | 索引見出しの種類に基づく一般的な索引の種類を以下に提示する(このほか,配列法に基づいた索引の種類をあげることができるが,これについては,「 7.配列」を参照)。 |
| (1) | 指示情報の主題を見出しとする索引で,通常の資料に対して作成する。見出しには,主題事項を表す一般語のほかに,人名,機関名,物質名,商品名,地名,さらに,それらの略語,頭字語などを用いる。 |
| (2) | 資料の特性と索引の規摸を勘案して,人名索引,機関名索引,地名索引,略語索引などに分けて作成することができる。 |
| (1) | 指示情報の著者名を見出しとする索引で,多数の執筆者の論文や記事を収録した資料(論文集,逐次刊行物など)を対象として作成する。ただし,指示情報の配列が,著者名を探しやすい順序(例えば,著者名の五十音順)であるときには作成する必要がない。 |
| (2) | 通常の資料においても,本文中で言及された著者名,参考文献リストに収録された文献の著者名が探索の手がかりとして意味を持つ場合には,著者名索引を作成する。 |
| (1) | 指示情報の標題(作品名)を見出しとする索引で,標題が探索の手がかりとして意味を持つ資料を対象として作成する。 |
| (2) | 多数の論文や記事を収録した資料(論文集,会議録,逐次刊行物など)では,各論文を分析し,主題索引を作ることが望ましいが,その作成が困難な場合は,主題でのアクセスを可能にする次のような標題索引を作成する。
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| (1) | 見出しの選定に当たっては,単に資料中に出現する語を採用するのではなく,資料中で記述されている主題を表す語を抽出する。見出しには,できる限り特定的な主題を表す語を採用する。
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| (2) | 見出しは,原則的に一つの主題のみを表すものとする。ただし,本文中で記述されている内容をより明確にするために,例えば本文で二つの主題が対置,又は比較されている場合には,二つの主題を「AとB」という形で一つにまとめることができる。
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| (1) | 見出しの表現は,資料の本文中の表記に従う。
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| (2) | 人名及び機関名の正式名称・完全名称・通称並びに資料の標題及び機関名の原綴,翻訳などについては,利用者の便宜を考え,本文中に明記されていないデータを補足してもよい。
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| (1) | 同一の概念若しくは主題に対して,本文で複数の語が使われている場合には,原則として,複数の語をそのまま見出しとし,そのそれぞれに所在指示を出す。必要に応じて「をも見よ」参照を行う。ただし,同義語を統制したほうが,その索引の機能を効率的にするような場合には,複数の語の中から一つを選んで見出しとし,その下に所在指示を一括する。見出しとして採用しなかった語からは,「を見よ」参照を行う。 |
| (2) | 雑誌を対象とした索引のように,継続刊行される索引では特に,用語統制のなされている典拠リストに従って語を採用するなど,統制の方針を明確にし,一貫してこれに従う。 |
| (1) | 見出しの意味を限定して,見出しの識別を行うために,限定詞を使う。限定詞は,通常,語の後ろに丸括弧を付けて付記する。 |
| (2) | 同形異義語には限定詞を加えて,必ず個別の見出しとする。
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| (3) | 機関又は人名の正式名称,原綴などを見出しの識別のために,限定詞として付記する。
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| (1) | 姓及び名から構成される人名の見出しは,姓,名(又は名のイニシアル)の順とし,姓と名の区切りが明らかになるように表現する。
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| (2) | 同姓同名が二人以上いる場合は,限定詞に生没年,職業などを用いて区別する。
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| (3) | 西洋人名に含まれる前置語は,その人物の常用する言語の慣例に従って記載する。
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| (1) | 本文で使われている表記を見出しとするが,複数の表記法で知られている地名に関しては,標準的な表記法を含む適当な「を見よ」参照を必要とする。
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| (2) | 同一名称の地名が2か所以上ある場合は,各地名の含まれる広域地名(比較可能な同レベルの地域)を限定詞として使用し,区別する。
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| (1) | 所在指示の機能は,索引項目において対応する見出しに関する情報が資料のどこにあるかを指示することである。所在指示では,その資料においてあらかじめ用意されたページ番号,コラム番号,パラグラフ番号など,容易にアクセスできる単位を用いる。
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| (2) | 資料の形式が,一連番号の付いた項目の連続になっている場合は,その番号で所在を指示する。
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| (3) | 資料のページ建てが複数ある場合は,識別できるよう工夫をする。
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| (1) | 該当する記述全体が一つのページに収まっている場合,そのページの番号を記載する。
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| (2) | 該当する記述が2ページ以上に連続して掲載されている場合,記述の開始ページ及び終了ページの番号をダッシュで結んで記載する。
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| (3) | 雑誌及び論文集の著者名索引,標題索引では,各論文の開始ぺージ及び終了ぺージの番号をダッシュで結んで記載する。ただし,簡略化して表現する必要がある場合には,開始ページのみを記載してもよい。 |
| (4) | 該当する記述が連続するページに掲載されていても,継続した一つの記述ではない場合,個々の番号を記載する。
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| (5) | 多巻もの又は分冊形式の資料を対象とする場合,通しページを採用しているものであっても,何らかのかたちで巻が分かるように記載する。
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| (6) | 雑誌において巻の通しページがある場合には,各号のページ建てではなく,通しページを採用する。
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| (7) | 1ページの版面が大きくて,ページ番号だけの指示では分かりにくい場合は,1ページを分割して記号を与え,その記号をぺージ番号に補記する。
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| (8) | 一つの見出しに複数の所在指示を記載する場合,番号の数の小さい方から順に,コンマで区切って記載する。ただし,資料の内容,索引の使用目的などに応じて,重要度の高い所在指示はほかと区別できる形で記載してもよい。
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| (1) | 相互参照では,索引で採用された見出しに対して,異なる見出しを探索の手がかりとしてアクセスできる手段を提供し,及び読者が探索の手がかりとして選んだ見出しと関連性のある別の見出しが存在していることを報知する。前者の目的を達成するために「を見よ」参照を使用し,後者の目的を達成するために「をも見よ」参照を使用する。 |
| (2) | 参照先の見出しには,必ず所在指示が付いていなければならない。 |
| (3) | 参照指示に当たっては,記号を用いるか,又は言葉で指示をするか,いずれかを選択する。
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| (4) | 相互参照は,主見出しの間だけではなく,主見出し及び副見出しの間並びに副見出しの間でも使うことができる。
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| (5) | 参照先は,その資料に付けられた別の索引内の見出しでもよい。
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| (1) | 索引項目は一定の規則に従って配列し,索引利用者が求める項目を,効率よく見つけられるようにする。 |
| (2) | 配列の規則は,索引の対象となる資料の構成や,その主題の体系を知らなくても理解できるものとする。 |
| (3) | 配列の規則は,見出しの読みや綴りなど,形態的な特徴に基づくものと,見出しの意味的,概念的な位置付けに基づくものに大別される。通常は,見出しの読みや綴りに基づく五十音順若しくはアルファベット順の配列を採用する。 |
| (4) | 独自の配列規則を採用する場合は,その規則が索引利用者にとって容易に理解されるものとする。また,必要に応じて,凡例で配列の規則と索引の利用法を説明する。 |
| (1) | レポート番号,規格番号,化学式,天体カタログ番号など,記号化された見出しを対象とする索引では,数字順やコード順など,記号表記の特性を反映した配列を用いることが望ましい。ここでコードとは,数字,アルファベット,その他の記号及びそれらの組合せに特定の意味を付与した表記をいう。 |
| (2) | 合金の規格番号と合金の組成の化学式のように異なるコード体系をもつ見出しがある場合は,それぞれ別の索引とすることが望ましい。 |
| (3) | 記号順配列の索引は,他の形式の索引とは別の索引とする。ただし,記号順索引の分量が少なく,それらを五十音順索引若しくはアルファベット順索引の中に含める場合は,それぞれの索引の先頭に配置する。 |
| (4) | 記号順配列をする場合の一般的な原則を以下に示す。
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| (1) | 出来事に関する索引を生起した時間順に配列したり,動植物名の索引を分類法に従って配列するなど,見出しの集合が持つ意味的な特性や概念的な構造を反映した体系配列を行うことができる。体系配列では,年代順のような直線的な配列,又は知識区分のような階層構造をもつ配列を用いる。
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| (2) | 体系配列は,その規則が索引利用者によって容易に理解できるものでなくてはならない。 |
| (3) | 体系配列を採用する場合は,本文が五十音順,若しくはアルファベット順の項目で構成されている場合を除き,必要に応じて,別途に,五十音順索引若しくはアルファベット順索引を備える。 |
| (4) | 体系配列を行う場合の一般的な原則について以下に示す。
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| (1) | 見出しの概念を視覚的に把握することが有効と考えられる場合には,索引図を使用する。
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| (2) | 索引図は,見出しの集合全体を直観的にかつ鳥かん的に把握することが有効と考えられる場合にも利用できる。
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| (1) | 副見出しの配列は,原則として五十音順配列,若しくはアルファベット順配列とする。 |
| (2) | ある見出しに付随する副見出しの数が相当数ある場合は,体系配列を行ってもよい。この場合の原則は,主見出しで体系配列を行う場合に準じる。
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| (1) | 索引は,通常,資料の末尾に置く。 |
| (2) | 索引に付けるページ番号は,本文からの通しページとする。ただし,前付部分に索引を置く場合は別建てのページ付けとする。本文が縦組み,索引が横組みの場合には,索引を別建てのページ付けとしてもよい。なお,索引は目次にその所在を明示する。 |
| (3) | 索引は連統したページに印刷し,途中に索引と関係のないものを組んではならない。 |
| (1) | 索引の版面の大きさ及び柱の位置は,本文に合わせる。 |
| (2) | 活字の大きさ,行間,段・欄数及び縦・横組みは本文と異なってかまわない。 |
| (3) | 1行の長さは,見出しの平均長,及び所在指示2,3個分を合わせた程度が望ましい。 |
| (4) | 柱には索引の標題を記入する。なお,規模の大きな索引の場合には,辞書のような欄外見出しを付けるとよい。 |
| (5) | 複数の索引がある場合,索引ごとに改ページ(欄)とする。 |
| (6) | 探索を容易にするため,見出しの第1音(字)が変わるところで空行を挿入する。空行を3行程度とって,そこに見出しの見出し文字を記入してもよい。 |
| (1) | 一つの索引項目が1行に収まらない場合は,2行目以降は副見出しと区別のつくような字下げを行う。
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副見出しは改行して,字下げをして記入する。追い込みにする場合には,8.2(2)(a)に従い,セミコロンを使用する。
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| (3) | 副見出しの中に主見出しが出現する場合は,2倍ダッシュで置き換える。
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| (4) | 所在指示は,見出しの後ろに1,2文字分の空白を取って記入するか,又は右揃えにする。
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| (5) | 所在指示では,ページ番号を完全なかたちで記入することを原則とするが,スペースの節約が必要な場合には,複数ページにわたる所在指示について,例のような略記法を用いてもよい。
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| (6) | 所在指示において,主要なページを強調するために,活字の字体を変えてもよい。この場合,索引の中で一貫した規則に基づいて使用し,その規則を凡例に明示する。
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| (7) | 一つの索引項目が,右開きページから次の左開きページにまたがる場合には,左開きページの冒頭にその項目の主見出しを再掲する。
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| (1) | 索引には標題を付け,索引が複数ある場合には収録項目の特性を把握できるものとする。
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| (2) | 体系配列のように特別な配列法を採用した場合には,その配列規則を示唆する標題を付ける。
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| (3) | 索引を別冊の形態とする場合は,対象となった資料を識別できる標題を付ける。
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