| 参考2 「SGML/XMLを利用した方式」の電子出版機能を持つシステムの例 |
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わが国における「SGML/XMLを利用した方式」の学術雑誌電子出版システムとしていくつかが試みられたが,最初の実用例としては日本化学会英文論文誌(月刊誌)のシステムがある。これはSGMLによるシステムで1993年1月以来用いられており,電子投稿も可能である。また,最近開発されたシステムとして,科学技術振興事業団によるシステムと国立情報学研究所によるシステムがある。前者はSGMLを,後者はXMLを用いている。両者とも公的機関であり,両システムともに学協会にその利用を公開しているため,システムの具体例として紹介する。 |
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(1) 科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)について
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科学技術振興事業団(JST)では,電子原稿の作成から,電子投稿,論文審査,電子出版処理,著者校正,電子出版物の配布まで,学協会の電子出版を総合的に支援する「科学技術情報発信・流通総合システム:J-STAGE」を平成11年度より運用している。J-STAGEセンターは,学協会がインターネットを通じて365日24時間アクセス可能な共同利用センターで,ここに格納される閲覧用の電子ジャーナルデータはSGMLで作成される。利用者はすべての機能をWebを通して利用する。 電子原稿の作成は,SIST14で推奨しているスタイル機能を持つRTFを用いる方法(MS-Word)とLaTeXによる方法の2通りで,電子投稿の際には,Web画面より論文,画像データ,投稿票情報などをJ-STAGEにアップロードする。投稿者,編集部,編集委員,審査員はWeb上で投稿論文のダウンロード,審査結果の入力,審査経過の閲覧が可能である。最終投稿された論文は,MS-Wordの場合はDTPソフトウェア(FrameMaker+SGML)を使って版下を作成すると同時に,同ソフトウェアの機能によりSGML,PDFファイルを作成し(LaTeXの場合はそのままSGML,PDFファイルを作成),電子ジャーナル(閲覧はPDFとHTML(抄録,引用文献)で,内部データはSGMLで)とすることができる。作成された電子ジャーナルはインターネットから検索・閲覧できる。本システム以外で作成されたデータでも,PDFとSGMLが提供されれば搭載可能である。また,外部のデータベースや電子ジャーナルに,引用文献としてリンクを作成する。電子討論,マルチメディア付録や学協会の大会講演演題登録もサポートする。XMLには平成13年度以降対応していく予定である。 |
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(2) 国立情報学研究所「オンラインジャーナル編集出版システム」について |
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国立情報学研究所では,学協会の刊行する学術雑誌のオンラインジャーナル形態による出版を促進するため,編集工程を電子化し,印刷原稿と同時に電子原稿を効率的に作成し,電子原稿をオンラインで出版するための「オンラインジャーナル編集出版システム」を平成11年度より運用している(平成11年度は試験運用)。「オンラインジャーナル編集出版システム」は,学協会事務局などが利用する機能を実現する電子編集システムと,一般の利用者にジャーナルを提供するオンライン出版システムの2つに大きく分けられる。 電子編集システムは,原稿の工程の管理(編集管理システム)と,原稿を編集・処理(原稿処理システム)するための機能を提供するもので,学協会が運用し,学協会の編集担当者,編集委員,査読者,著者(投稿者)などが利用する。電子原稿の場合は,スタイルファイルやテンプレートを用いてMS-Word,LaTeX,XMLなどで原稿を作成し,FD郵送,電子メール,FTP,WWWなどによって投稿する(WWW投稿では,投稿票が自動作成される)。査読者の選定・依頼や,査読原稿の出力,査読経過・結果の連絡などもWWW上で行える。最終原稿は,MS-Word,LaTeX,XMLなどで編集されたのち,オンラインの場合はPDF,XML,HTMLで,印刷の場合はPostScriptで行う。なお,電子出版システムはモジュール化されており,学協会の状況に応じて必要部分のみを利用することができる。また,上記以外のフォーマットへの対応などのカスタマイズも可能である。 一方,オンライン出版システムは,多数のジャーナルの電子原稿を蓄積・管理し,インターネットを経由して提供する共同利用システムであり,文書提供システム,利用者管理システム,および引用リンクデータベースシステムから構成される。国立情報学研究所が運用し,学協会がこれを利用する。 |
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